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ホームページの規制があるので書けないことがたくさんある

医療機関のホームページには規制があります。

それなので、なんでも書けるわけではありません。

特に「比較」に関することは書き難いのです。

ただ、とにかく、医療機関の選び方次第で、結果は大きく変わりうるのは事実でしょう。

実際、受けるご相談の中には、驚くような内容のものもあります。

最初にどの機関を選ぶかはとても重要です。

そして少しでも違和感があれば、セカンドオピニオンを求めたり、転医すべきです。

これは強調しておきます。

 

がんの診断時に一定のリスクがあるわけ それは仮免段階だから

私のクリニックに来られている方は、まさしく「プロの患者さん」です。

テレビのゴールデンタイムにCMを流しているわけでもないですし、

早期緩和ケア外来だけやっているクリニックは日本初ですが知名度はなく、

情報に対する感度がないと現状そもそもたどり着きません。

皆さんそれぞれ秀でていらっしゃって、「情報収集力」「コミュニケーション力」「情報吟味力」「実行力」「決断力」など、すごいです。

といっても、これからかかろうとされる方も気後れされないでください

それぞれの方は、ご自身では、それが秀でていると思っていらっしゃらないかもしれません。

ただ私から見ていると、やはり皆さんそれぞれ素晴らしいです。

それでも多くの方が、「最初の頃は、こうではなかった……」とおっしゃいます

セカンドオピニオンを思いつかなかった。

説明をあまり覚えていない。

気がついたら手術をしていた。

治療がなんでこれなのか、今だったら聞くけれども、そんな考えがそもそもなかった。

等など……。

皆さん、気がつかれたでしょうか?

運転をされる皆さんは、わかりやすいかもしれません。

がん診断時の患者さんは、仮免あるいはペーパードライバーと同じです(※もちろん一度がん罹患があったり、大病の経験がある場合を除く)。

危険察知能力は高くなく、視野も広くありません。

それなのに、医療者はプロです。

もちろん相手が初心者であることを意識してサポートしてくれる医療者も必ずいます。

しかし、それほど甘くないケースも多いです。

飛び交う専門用語、まるでレールにのせられているかのような怒涛の展開。

突然この現場に巻き込まれます。

もちろん患者さんLvは1からどんどん上がります。

いつしか、医療者を圧倒するくらいLvが上昇もします。

けれども、最初はそうではありません。

そのことをよく知ってサポートするのが、できる緩和ケアチームや、緩和ケア外来などの「早期緩和ケアの担い手」です。

運転でも、最初は助手席に運転ができる家族などをのせて、練習した方もいるでしょう。

最初から事故にあわないために、ナビ(基本的な知識)と、ガイド(早期緩和ケアの担い手等)が必要なのです。

 

 

1分でも長生きするために本当に必要なことは何か? 動画でも解説しました。

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がんになっても、なっていなくても1分でも長生きする方法を書いています。療養の基本的心構えも記しています。

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About 大津 秀一

緩和医療専門医/緩和クリエーター。数千人の患者さんの緩和ケア、終末期医療に携わり、症状緩和のエキスパートとして活動している。著書や講演活動で、一般に向けて緩和ケアや終末期ケアについてわかりやすくお伝えすることをライフワークとしている。