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緩和ケアの中に遺族ケアも含まれる

緩和ケアの中には、遺族ケアも含まれるという考えが一般的です。

けれども、一般には緩和ケアはより良く生き切るためのケアであり、また緩和ケアの担い手も遺族ケアの専門家ではないことも多く、濃厚なケアが日本で提供できているかというと必ずしもそうではありません。

一方で探せば利用できる場所はいくつか存在します。

例えば、民間の遺族会のほか、遺族外来もあります。

ホスピス・緩和ケア病棟は定期開催の遺族会を併設していることもあります。

私も遺族外来は設けています

ただ複雑性悲嘆という通常ではない悲嘆が持続するケースもあるため、専門家の関与が必要なこともあります。

 

数年前からあった要望

前職に在職時から、特に女性の患者さんからたびたびこのようなご依頼を受けることがありました。

「先生……もし私に何かあったら、夫のことを診てあげてくれませんか?」

「もちろん、良いですよ」

「ありがとうございます。心配なんですよ。残していくのが。本人は大丈夫と言っていますが、先生気にかけてやって頂けますか?」

「望むところです」

しばしば身体的な苦痛があるような状況で、そのような先のことまで考えて療養されているのかと、心を打たれることも再三でした。

ただ実際には、なかなか患者さんが逝かれた後に、来られないことも少なくないのですね。

誰かを亡くすというのは大変な経験であり、またあれこれと手続き等で忙しいことも多く、「困ったら来てくださいね」という緩やかなお勧めだとなかなか来られないことも多いということは実感されました。

 

早期緩和ケア外来でも聞かれ続ける要望

その後、早期緩和ケアクリニックを開設しました。

早期緩和ケア外来は元気で長生きを目指すものです。

しかし当然、ひとたび病状が進んだ場合も、適切な専門家への紹介も含めて専門的なサービスを継続的に提供することを企図しています。

診察の中で、これまで何人も、かつての依頼と同じ要望を受けました。

「先生、もしその時が来たら、家族のケアもお願いします」と。

私は皆さんに、何ができるかと考えました。

そこで、次のサポートを提供することに決めました。

 

定期受診されている方のご家族は、遺族ケアを無料にします

遺族ケアは特に最初が足が向きづらいかもしれません。

それなので、1回を無料にしたいと思います。

そして、この無料サポートは、しっかり人となりやご要望を理解して提供したいという思いから、ご相談して決めた受診間隔でご来訪くださった方のご家族に限定で提供します

このサポートをご希望の方は、ぜひ外来で仰ってください。

伝えたいことや、この点を気にかけてほしいというご希望が、それぞれの方ごとにあると思います。

私がしっかりと伝え、その点をケアすることをお約束します

緩和ケアは早期から、根治、あるいは最後、そしてその後まで継続するものです。

このサポートを通して、皆さんが後顧の憂いをなくして少しでも安心して生活できる一助となればと考えております

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

1分でも長生きするために本当に必要なことは何か? 動画でも解説しました。

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がんになっても、なっていなくても1分でも長生きする方法を書いています。

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About 大津 秀一

緩和医療専門医/緩和クリエーター。数千人の患者さんの緩和ケア、終末期医療に携わり、症状緩和のエキスパートとして活動している。著書や講演活動で、一般に向けて緩和ケアや終末期ケアについてわかりやすくお伝えすることをライフワークとしている。