実際は「だけ」ではないからです。
そしてもう1つのポイントとして、薬や免疫だけが能ではありません。
健康な時はセルフマネジメント重視なのに
薬が好きではない、という方も少なくないですよね。
元気な時は、「薬に頼らず」とおっしゃっています。
一方で、治療する際は、当然薬物治療は大切です。
それはもちろん大切なのですが、病気になると今度は薬至上主義に180度変わってしまう方もいます。
免疫治療も含めて、とにかく何を入れるかを一生懸命考えられます。
それも大事です。
けれども、針が振り切れてしまって、どの薬剤を使うか「だけ」を考えてしまうのも不思議な話です。
当然、治療は薬だけではないのです。
話を聴いてもらう「だけ」を甘く見てはいけない
「早期緩和ケアって話を聴いてもらうだけじゃないですか?」
「そんなことが効果があるのですか?」
そう疑念を抱かれる方もいるかもしれません。
もっともな疑問だと思います。
ただそれは、治療が薬や手術だけと思いこんでしまっていることから起こります。
昨日紹介した論文でも、
COPDや間質性肺疾患へ延命効果を示したアプローチは薬中心ではありません。
「情報、マネジメント方法、手持ちの道具の使い方、呼吸困難増悪時の方針の策定・同意」等だったのです。
これらは病気を知り、よく対処をし、適応する方法を習得することに他なりません。
身体の中に、何らかの物質を入れることだけが治療ではありません。
そのようにうまく病気と付き合う支援を受けた群が、生存期間が有意に長かったことは特筆すべきです。
早期緩和ケアの要素で顕現した延命効果
早期緩和ケアの要素は、「ストレスのコーピングや、症状緩和、治療の意思決定、アドバンス・ケア・プランニング」とされています。
見て頂ければわかりますように、病気に対しての薬剤が含まれているわけではありませんし、基本的には正しい情報、知識、セルフマネジメント法、前もって先のことを決めておくことなどがその中身です。
このような要素だけでも、生存期間が延長していることを重く受け止める必要があります。
善悪ではありませんが、生きるか死ぬかの闘いの際に、人の視野は一点に注がれがちです。
病と闘うのは、薬や免疫治療等で身体に入れる物質だけではありません。
闘う相手を知り、マネジメントの方法を身につけ、心身の健康を保つことも重要な治療で、病気の経過を変える可能性もあるのです。
緩和ケアは末期になってからではありません。下の動画にあるように上手に勧めましょう。
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