皆さん、こんにちは。

YouTubeではかんわいんちょーとして活動しています大津です。

今日は「最近、新型コロナの情報をYouTubeであまり紹介していないのではないか?」という皆さんの疑問にお答えしたいと存じます。

実は、やりたいとは思っているのです。

ご存じの方もいると思いますが、だから、Twitterはコロナの話題が非常に多いです。

しかしYouTubeでは新型コロナの情報を発信するのが2022年7月現在、大変困難になっております。

以下に経緯を説明したいと思います。

 

YouTubeのシステムと新型コロナ

以前からも動画で度々紹介してきたので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、一番の問題はYouTubeのAIやアルゴリズムとの相性が悪くなってしまったためです。

(ただYouTubeのアルゴリズムはブラックボックスであるとされ、確信的な話はできないということは先にお断りしておきます)

「いやいや、そんなものに負けずに出しなさい」「そんなものに屈するのか」「信念はないのか」そのようにお思いになる皆さんもひょっとするといらっしゃるかもしれません。

実はこれまでずっと負けじとやって参りました。しかしそれでもいかんともしがたい状況になってしまったのです。

そして、なぜ私がこの個人ブログでこれについて報告するのかとお思いの皆さんもいらっしゃるかもしれません。

動画で話したり、YouTubeのコミュニティ欄への投稿で良いのではないか、と。

ところが、YouTubeの優れたAIは、話している内容をほぼ正確に把握できると言われています。もちろんコメント欄等に書いてある内容も把握しているとされます。

そのためかどうか、アナリティクスをよく見ている私としては、被害妄想ではないと思うのですが、YouTubeのシステムに批判的な回の動画は伸びがとても悪くなるように感じています。

新型コロナ初期は、たとえ言い換えをしたり、ほのめかしたりするのでも、優秀なAIはすぐに新型コロナの話題と把握し、規制動画とするということが普通にありました。

そのため私は、その優秀さを肌身にしみて感じています。

YouTubeは個々の動画を評価しています。

この動画は良い動画だと評価すれば、たくさん表示させ(インプレッションが上がる、と言います)、逆だと表示しません。

そのため、いかに見てほしいと作成者が願っている動画でも、AIがその気にならなければさっぱり広めてくれない(インプレッションが上がらない=見てもらえない)ということになります。

そこにさらに次のようなシステムだと言われています。

インプレッションが上がる動画、上がらない動画

ではYouTubeは、インプレッションを上げる動画とそうでない動画をどう区別しているのでしょうか?

それは様々なパラメータで為されていることがわかっています。

私も皆さんにコメントをお願いすることがありますが(いつもありがとうございます)それも一つの好評価要因と言われています。

また、より重要なものとして、その動画を尺に対してどれくらい見ているか(視聴維持率)やクリック率(表示された時にどれくらいの人が見ているか)などが言われています。

しかし私の感覚ではそれだけではなく、視聴者の反響も読み取っていると感じています。

「これは良い内容だ」と人間が思うようなものは、そうだとAIも把握しやすくなっているということです。

そのため、ある種「驚きの要素」が豊富である逆張り動画が盛んにインプレッションが上がって拡散されるのも、そういう仕組みから来ているのです。

皆の予想を超えるような内容だったということを諸パラメータからAIが評価して、たくさん表示させるようになるのです。

少し前、私がひねったサムネイルやタイトルを使用していたことを覚えておられる皆さんもいらっしゃるかもしれません(その節はお手数をおかけしました)。

これも理由があります。

実はある時期から、コロナに関して、それを明示することがインプレッションを下げるように感じることが多々出てきました。

また皆さんからリクエストがあったコロナ情報を出すと、動画を拡散させることと真逆の状態が起こるようになってしまいました。

つまり予想よりも全然見られない、ということが起こるのです。それはインプレッション(表示)がかなり絞られるためです。

ではなぜそのようなことが起こるのでしょうか?

それは次のような理由です。

 

どんな人がワクチン動画を見たのか?

実は先般、コロナではない動画をあげて検証してみました。

すると変化は如実でした。

いつもは上がらないインプレッションが、いつもと全く違う形で上がったのです。現在70万回再生を超えていますが、これはインプレッションがコロナ動画と全く違う(とても多い)ので再生が伸びているのです。

YouTubeは新動画を出すと、まずチャンネル登録者に表示します。

そこで好評価を得ると、視聴歴はあるけれども登録していない人に表示します。

そこでさらに好評価だと、いずれでもない新規の視聴者にまで表示します。

つまり良い動画はどんどんインプレッションが上がりますが、良くないとAIやアルゴリズムが判定する動画は一定範囲をこえて表示させることはありません。

新しい視聴者にかなり表示させることをしなくなれば、チャンネル登録者は増えようがありません。自然減もあるので次第に減っていくことになります。

ご存知のように2022年から、動画を上げるたびに、登録者が減るということが起こりました。

直感的には私の動画がつまらないから(否定できません)と見えますし、実際にワクチン反対運動の人からはそうやって「自分の非力をAIのせいにしている」などとも言われました。

ところが最近別の動画で違いを証明したので、全くの力不足ではないということは示せたとは思います。

話をもとに戻し、ではなぜこれが起きているのか、を考察します。

いつからか(おそらくオミクロン期)、ワクチンやコロナの動画をご覧になる人の層が変わってきました。

例えばワクチンやコロナに関して標準的な捉え方をしている人は、だんだん興味が薄れる傾向があったと思います。

もちろん私の動画の視聴者さんはそれに当てはまらない方も少なくないことは承知です。世の中を全体的に見て、です。

一方で特にワクチンなどに強い関心を抱き続けた層があります。

そう、ワクチン反対運動の人達です。

私のチャンネルの視聴者が他のどこのチャンネルを見ているかを確認できるのですが、最近はほぼワクチン反対運動の発信チャンネルです。

最近の上位はほぼ反ワクチン・反コロナ対策のチャンネルで占められている。

すると何が起こるでしょうか。

そう、動画に対するネガティブな反応です。

つまり、ワクチンに否定的でない見たくもない動画を、ワクチンに(否定的に)関心があるからという理由で表示されるわけで、そうすれば一つ一つの動画の評価も辛くなります。

低評価もつきますし、攻撃的で否定的なコメントが押し寄せることになりました。

それをAIやアルゴリズムは「悪い動画だ」と判定し(※ただ低評価やコメントそのものではなく総合的にAIが反響を感じ取っていてマイナス評価を下していると思います)、一切その外、つまりワクチンに対してニュートラルな人や、最近はあまりコロナやワクチンに興味がない人にまで動画を表示させなくなってしまうのです。

実はそれで一つ興味深い現象が起こり、4回接種の動画を以前あげたのですが、その時はあまり拡散されませんでした。

そしてチャンネル登録解除も相次ぎました。

ところが最近、別の動画の再生回数が上がったため、チャンネルの評価が少しだけ改善し、その動画も拡散されました。

最初は限られた層にしか表示してくれなかったのが、チャンネルに高評価動画が出たため、いつもより外にまで拡散され始めた。

すると、どうでしょうか?

その動画をみてのチャンネル登録が増えたのです。

表示させる層が限られている(ワクチン反対運動の人へが多い)ため最初は登録解除が中心。しかしその後、広く表示されると評価は逆になった。

つまり最初は、ワクチン反対運動の人を中心に表示していたので、動画も評価されず、登録も減る一方だった。

ところが、コロナ以外の動画が見られたために、そちらも拡散してみようとAIが思って、広い層に動画を表示させたのです。

すると登録者は増え始めました。

内容が正当に評価されたのです。

正当に評価されづらく、またインプレッションが上がらないという状況に陥るような表示のさせ方になっていた、ということです。

まとめると、要するに私が現在コロナの情報を出すと、届けたい人には届かず、ワクチン反対運動の人によく表示され、それが動画の評価を下げ、そのため拡散をAIがしてくれず・・という悪循環が形成されているのです。

皮肉なことに、コロナの動画を出さないことが、今回はコロナの情報を広く届けることになったのです。

 

これからどうするか?

あいも変わらず、私の動画をご覧の皆さんのうち、よく見ているチャンネルや動画は、ワクチン反対運動のものという状況が続いています。

そのため、動画の拡散は望むのが厳しく、より広く届けるというのが難しい状況にあります。

引き続きTwitterを中心に最新のコロナ情報は発信していきたいと思います。

 

第7波をどうするか?

 

最後に第7波について。

 

現在対峙しているオミクロンBA.5は感染性が高く、感染増が予測されます。

重要なことは「やるべきことやる」それに尽きます。さらにはそれは、これまで通りのこと、知られていることです。

まずは基本的な感染対策を見直しましょう。
・マスク
・手洗い
・社会的距離

重要なのは危険なシチュエーションに陥らないことです。

屋内で
・大声や歌を発する人がそばにいる
・換気不十分

このような状況はリスクが高くなります。

君子危うきに近寄らず、です。

私も最近は再び、警戒して、リスクが高そうな場所にはさらに近寄らないようにしています。

また待望の従来型のワクチンである組換えタンパクワクチンのノババックスのワクチンも打てるようになっています。

強制ではもちろんありませんが、医師としてもし患者さんとして来られた方がいたとすれば、下記のように助言するでしょう。

・未接種の人→ノババックスでも良いので、まずは2回接種が推奨
・2回接種済の人→オミクロンBA.5には2回では不十分なので3回推奨。ノババックスも選択できる
・3回接種済の人→推奨対象者は4回接種。そうではない人は個々のリスクに応じてよく検討を(ただ現時点では接種できない)

秋以降にはオミクロン対応型ワクチンが出るとのことですが、重症化の高リスクの人はそれを待たず現行のものを選択したほうが総合的に良いと考えます。

問題は後遺症です。

オミクロンになり、幸いにして後遺症の率は減っていますが、ならないわけではなく、むしろ感染者が増えたぶんだけ今後が心配されています。

効かないわけではないですが、現行のワクチンは、オミクロンの感染に対しては時間とともに効果が低減するため、過信せずに、標準予防策を徹底してゆくことが感染を遠ざけ、ひいては後遺症等を遠ざける道と考えます。

ぜひこれらを参考に、各々が感染対策に努めていただければ幸いです。

今後機会をみて、サブチャンネルでコロナ情報をあげることがあるかもしれませんが、述べてきたような状況があり、
・基本発信はTwitter
・やるべきことは大きく変わらないので新情報はあまりない
という現況が続くと存じます。

チャンネルの状況の改善があれば、これまでのように新型コロナの情報発信をすることがあるかもしれません。

本音を言えばしたいのですが、現実は厳しく、しばらくお伝えしたような方針で運営していきたいと思います。

新型コロナ以外の有益な情報もこれからたくさん紹介していきたいと存じます。

引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

そしてまた、皆さんもどうか、予防と体調管理に努め心身ともに健やかにお過ごしください。

それでは皆さん、また!