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早期からの緩和ケア相談のメリット・効果について

 

症状があっても、緩和ケアを受けることを知らない方も少なくありません。

そのような現状ですから、症状があってかかる緩和ケアすらまだ十分に普及していない中、早期緩和ケア相談では何をしてもらえるのか? 相談してどんなメリットがあるのか、わかりづらいのは当然だと思います。

ましてや受診には、所定の費用もかかりますので、それに見合った効果が得られるのかを心配される方もいらっしゃるでしょう。

率直に言って、安くないお金を払う意味があるのか、ということですね。

その疑問についてお答えします。

なお最初にお伝えしますが、(世界的な医学雑誌のランセットオンコロジーに掲載されているように世界の早期緩和ケアが目指しているものと同様で、下記を目的及び効果としています<※海外の調査では、早期緩和ケアは不定期相談ではなく、定期相談を前提としています>。

◯ 生存期間の延長(根治あるいは適切な延命による)

◯ 苦痛症状・つらい症状の改善

◯ 不安と抑うつの軽減

◯(適切な医学的助言による)終末期の無益な化学療法の使用の減少

◯ 家族の満足と生活の質の向上

◯(適切な医療機関への紹介等による)ヘルスケアリソースのより良い利用

あえて一言でまとめれば、「心身のつらさを改善し、重大な問題の発生を予防し、生活の質を維持向上し、根治や長期生存を目的」としています。

もちろんそれぞれの価値観で、大切にしたいことは変わるはずです。それに合うように対応します。

もちろん疾病が高度進行した場合は、通常の緩和ケアと同様に、適切な療養場所選定も含めて、穏やかに時間を過ごせるような支援を最後まで行っていきます

 

 

早期からの緩和ケア相談のメリットは「補完」

現在の保険診療には限界があります。

医療者も努力はしていますが、

●一人一人にかけられる時間が多くない

●外来の待ち時間は長く、受診時間は短い

●したがって、十分質問を準備したり、下調べをしたり、医師以外からも情報収集したりしなければ、治療等についてあまり理解できないことがある

●それなので、治療が自分に合っているかどうかの判断が難しく、医療者との巡り合いも含めて運次第の要素がある

●緩和ケアの専門家が不足しており、生活の質の観点から助言をしてくれる存在が必ずしも多くない

という状況が存在します。

 

費用と引き換えに確実に一定の時間を確保する外来相談は、上記の問題を解決するものです。

短い時間を気にしながら質問する必要がない。なんでも質問できる

◯話しやすい医師なので、なんでも伝えやすい

◯医学的な判断が必要な件にも一般的な範囲で答えてもらえる

◯療養上の細かな疑問も聞くことができる

◯緩和ケアの薬剤に関する一般的な相談も可能

◯担当者が大津に固定されているので、安心(経歴や経験の心配がない。緩和ケア担当者の知識経験への不安が少ない)

◯セカンドオピニオン的な使い方ができる

◯医療アドバイザー的な使い方ができる

◯(必要に応じて、病状進行時に)適切な医療機関への橋渡し役となってもらえる。がん難民にならない

 

 

「何を話したら良いのですか?」

時折、上記のように仰られる方もいます。

色々な考え方があると思いますが、私はある程度の時間をかけなければ、下記の早期緩和ケアが目指す効果のいずれも得るのは難しいと考えます(おそらく多くの医療者も同意してくれるのではないでしょうか)。

◯ 根治あるいはより良く長く生きる

◯ 苦痛症状やつらい症状の改善

◯ 不安と抑うつの軽減

◯ 適切な医学的助言で問題予防

◯ 適切な医療機関への紹介で穏やかに生活できるようにする

◯ 家族の満足と生活の質の向上

例えば、自身では気が付かなくても、問題の萌芽は専門的・客観的視点から見ると、以前から存在するものです。

考え方の癖が、消耗を招くような傾向がある場合、将来の心身の疲弊やうつを招き、治療継続困難や予後への影響も起こしうるかもしれません。

家族間の問題も、病気が進行する前から対処しておくと、亀裂や摩擦が決定的にならずに済みます。

それなので、考えていることや思っていることを、時間のプレッシャーが相対的に少ない環境で、なんでも話して頂き、対処法をともに考えることが重要になるのです。

これは、症状に対して機械的に処方だけ出すような短い外来では達成することが難しいのです。

こちらもあえて言えば、心理的な面も含めた「体質改善」を目指していると考えて頂ければ、間違いありません。

何を食べ、どんな運動をし、どう生活しているのか。

体質改善をするためには、それらを十分考えて、対処するはずです。

外来では、とりとめのない内容でも全く支障ありませんので、自由に遮られることなく話すことで、問題点を見つけていきます。

その点ではカウンセリングと似ている部分も少なくありませんが、薬剤の処方もあることや、身体的病気の改善を目指していることなど違いもあります。

 

 

未病を防ぐ

医師でも専門分野以外の最新の情報を更新してゆくことはかなり難しい時代です。

また発信者は増えていますから、情報の真贋を見抜くことは簡単とは言えません。

何でも相談できる専門家の医師のアドバイザーを持つことは、誤った方法で、望んでいない結末になってしまうことを回避する良い手段であるはずです。

緩和ケアといっても担い手により違いがあることは指摘されるところです。

上に挙げたメリット・効果が皆さんのご希望と合うようでしたら、一度ぜひご相談ください。

 

 

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About 大津 秀一

緩和医療専門医/緩和クリエーター。数千人の患者さんの緩和ケア、終末期医療に携わり、症状緩和のエキスパートとして活動している。著書や講演活動で、一般に向けて緩和ケアや終末期ケアについてわかりやすくお伝えすることをライフワークとしている。